2008/10/31

Boy's Wonder

さよならゆうき

いつも、僕らを笑わせてくれるゆうきが島を出て、地元岡山に帰る。

夜10時の船に乗って、明後日神戸に着く。

FreeTrunkに集まった仲間たち。

いつもと同じ風景で、食べ、飲み、語り、ダーツをして、おちゃらける。


でも、やっぱりどこか寂しく、少し肌寒くなった外気が室内にも伝わるようだ。



港に着くと、意外にも船の接岸のスピードは速く、港の海風は遠くにみえる風車を勢いよく回す。


あっという間。




あっという間の楽しい時間。




そこにあるべき存在。活気。宴。酒。COOL。馬鹿笑い。ものまね。巨乳。123。フットサル。



そこにあるべき存在は、夢を持って旅立つべき存在であっただけ。



だけど、何か体の一部をもぎ取られ、抵抗できないまま、突っ立てる棒切れみたいに感じる。



必然っちゃあ、必然。自分ではコントロール不可能な喜ぶべき事の一つ。


頑張れ。そしてありがとう。








たった数分の接岸で船はまた真っ暗な夜に吸い込まれていく。


最後までおちゃらけるゆうき。



やっぱり泣かなかったゆうき。


頑張れゆうき。




ありがとうゆうき。








また、ふらっと夜のFreeTrunkに帰ってきて、お疲れという。


また、バイクの音がして、長い髪を風になびかせ、Coolを吸うゆうきが、満面の笑顔で現れる。


また、FreeTrunkの長い夜は、ダーツとビリヤード、仲間の楽しそうな声で更けてゆく。




Small Circle of Friends - Boy's Wonder